診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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9:00~13:30 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | △ | × |
15:00~19:00 | ○ | × | ○ | ○ | ○ | △ | × |
△:9:00~13:00/14:00~16:00
休診日:日曜・祝日・火曜午後
当院の入れ歯治療の担当医は、鶴見大学有床義歯補綴学講座出身です。補綴学(ほてつがく)とは、入れ歯やかぶせ物、咬み合わせを研究する分野のこと。担当医は補綴学講座に在籍し、入れ歯や咬み合わせについて研究してまいりました。
また、担当医は日本補綴歯科学会専門医の有資格者でもあります。この資格は、学会発表、論文の投稿、多数の症例経験、さらには試験などのハードルを越えて、治療技術や知識・実績を認められた歯科医師だけが取得できるもの。修練医から認定医、そして補綴歯科専門医と段階が分かれており、各ステップを経なければ専門医にはなれません。日本に約10万人いる歯科医師の中で、日本補綴歯科学会専門医を保有している歯科医師は全国で2%程度(※)です。
咬みやすい、痛みの少ない、外れない入れ歯を作るには、治療過程での「精密な型取り」や「咬み合わせの分析」が重要です。しかし、これらの技術を習得するには豊富な経験の積み重ねが必要であり、すべての歯科医師が同じように対応できるわけではありません。
その点、学会に認められた技術や知識と数多くの治療実績を持つ当院の補綴専門医なら、より咬みやすい入れ歯の製作が可能です。痛い、咬みにくい、あるいはガタつく、落ちるなどの入れ歯のお悩みを抱えていらっしゃる方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
※2020年現在
入れ歯は、患者さまのお口の状態によって一人ひとりふさわしい形態が異なるため、ひとつとして同じものはできない治療です。
たとえば、歯が残っているか残っていないか、残っているなら何本残っているか、残っている場所がどこかによって入れ歯の形態は変わります。さらに歯ぐきの厚みや弾力、あごの骨の量によっても、入れ歯の適切な大きさや厚みが変わります。
それに加えて、患者さまのご要望や悩みも人それぞれです。固いものが咬めない、しゃべったり食事をすると外れやすい、人前で話すときに入れ歯が目立つのは嫌、入れ歯は欲しいけど費用は抑えたい…といった希望や悩みはさまざまにあります。
つまり、一見、似たような症例に見えても、患者さまにとって本当に使いやすい入れ歯は、一人ひとり異なるものなのです。100人の方がいれば100通りの入れ歯を製作する必要があります。
当院では、たとえ似た症例であっても画一的な治療は行いません。患者さま一人ひとりに合わせて、一から設計したこだわりのフルオーダーメイドで入れ歯をお作りしております。
それぞれの患者さまに合った入れ歯を作るには、お口の中の状態をしっかり診査した上で入れ歯を設計することが重要です。この「設計」は、最終的な入れ歯の形を決める、入れ歯作りの要となる工程です。
当院では入れ歯を設計をするにあたり、最初に歯周病や虫歯、粘膜、骨の状態を確認しレントゲンを撮影します。必要に応じて、舌圧検査(※1)や咀嚼能力検査(※2)、CT撮影も実施。また、患者さまの若いときの写真を持ってきていただき、入れ歯を作る際の参考にしております。
そうして、どのような入れ歯がその方にとってより良いかを考慮しながら、得られた情報をフル活用して入れ歯を設計しています。
※1 舌圧検査(ぜつあつけんさ):舌の力を測定する検査
※2 咀嚼能力検査(そしゃくのうりょくけんさ):食べ物を咬んで飲み込む機能を確認する検査
設計の次に行うのは「型取り」です。当院では型取り材の枠となる「トレー」と呼ばれる道具を、患者さま一人ひとり専用にオーダーメイドで製作しています。このオーダーメイドの「個人トレー」は、サイズが決まった既製のトレーに比べると、より精密な歯ぐきの型取りが可能です。
さらに、型取り材にも工夫があります。型を取る場所やお口の中の状況に合わせて複数の型取り材を使い分けており、しっかりとお口の状態を再現した型取りができるように努めています。
咬み合わせの位置をより正確に把握するため、「ゴシックアーチ検査」と呼ばれる検査を実施しております。これは上下のあごの位置関係や、下あごの動きを調べる検査です。この検査で、咬み合わせる時のあごの動きを時間をかけて綿密に分析し、入れ歯の咬み合わせに反映させます。
ゴシックアーチ検査を経て製作した入れ歯は、お口の中での違和感も少なくなり、咬める感覚が格段に変わりやすいのが特徴です。
入れ歯や歯のつめ物、かぶせ物は歯科技工士と呼ばれる専門家が、歯科技工所で製作します。技工士や技工所にはそれぞれ得意分野があり、入れ歯が得意な技工所(技工士)もあれば、つめ物やかぶせ物が得意な技工所(技工士)もあります。
入れ歯の品質は歯科技工士の技術力で大きく左右されやすく、より良い入れ歯を作ろうとするなら、当然ながら入れ歯作りを得意とする歯科技工所に依頼した方が良いでしょう。
もちろん当院では、入れ歯の製作を専門とする技工所に依頼し、患者さまにご満足いただける入れ歯作りを目指しております。さらに、技工所の技術力やでき上がりの品質にこだわっているため、製作する入れ歯の種類によって、依頼する技工所を変えています。
入れ歯は、型取りによって患者さまのお口の中を再現した模型を基に、歯科技工士が製作します。したがって、通常は歯科技工士が患者さまのお口の中を直接見ることはありません。
しかし模型だけでは、頬や唇、お口の内側の粘膜の状態まできちんと把握することが困難です。そのため、お口にピッタリと合う、咬みやすい入れ歯を作れないケースも存在します。
そこで私どもでは、患者さまからのご希望に応じて、歯科技工士が診療に立ち会っています。患者さまのお口の中を技工士が直接確認し、頬や唇、お口の内側の粘膜の状態をより考慮した入れ歯をお作りするためです。また、技工士が診療に立ち会うと、患者さまから直接ご希望を伺えるため、より満足いただける入れ歯作りにもつながります。
歯科技工士は、歯科医師と並ぶもう一人の入れ歯の専門家。当院は、確かな技術力を持つ技工所と提携しています。
入れ歯は作って終わりではなく、定期的なメインテナンスが大切です。
歯ぐきの状態、あごの骨のやせ具合、舌の位置など、お口の中の状況は毎日変化するため、その変化に入れ歯を合わせなければなりません。また、合っていない入れ歯を長く使用していると、残っている歯に負担がかかりやすくなり、残っている歯まで弱くなってしまいます。入れ歯を長く快適に使うためには、細かな確認と調整が必要なのです。
定期検診の際には、お使いの入れ歯をお持ちいただき、お口の中の状況を確認して調整を行います。微調整するだけでも、咬みやすくなったり、痛みを感じにくくなったり、残っている歯に負担がかかりにくくなったりすることが期待できます。
毎日お使いいただく入れ歯だからこそ、患者さまご本人が気づかないうちに、お口と合わなくなっているケースも少なくありません。そのため検診の際は、小さな異変も見逃さないよう心がけ、メインテナンスを行っております。入れ歯をお使いの方は、ぜひ入れ歯をご持参の上、定期検診にお越しください。
お口の中に残っている歯がある場合、入れ歯だけでなく歯のケアも行っていかなければなりません。残っている歯の健康は、入れ歯を長く快適に使っていただくためにも重要です。
患者さまの歯をしっかり守っていけるよう、当院は患者さま一人ひとりに担当の歯科衛生士をおつけしております。そして残っている歯について、歯周病などにかかっていないか、もしトラブルがある場合はどのような状態なのかを入念にチェック。その上で、歯のクリーニングをするとともに、ご家庭でのケア方法もアドバイスいたします。
検診・メインテナンスは同じ衛生士が継続して担当するため、お口の中の変化にも気づきやすく、よりきめ細やかなケアのご提供が可能です。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | △ | × |
午後 | ○ | × | ○ | ○ | ○ | △ | × |
午前:9:00~13:30
午後:15:00~19:00
△:9:00~13:00/14:00~16:00
休診日:日曜・祝日・火曜午後